代表の挨拶

私は1988年に日中友好協会の訪中団の一員として中国上海を訪問しました。当時の上海は経済の改革開放の緒に着いたばかりでしたが、その後、飛躍的な経済発展を遂げ、25年経過した今日、日本と最も経済的なつながりの強い国となりました。日本企業の中国進出が進み、日本企業にとって、現地法人の設立から日常業務運営、委託加工等の貿易取引、各種契約書の作成・翻訳等の中国ビジネス法務の重要性は益々高まっています。
当事務所は2003年に上海市に事務所を設け、2005年に中国政府司法部(日本の法務省)から外国人弁護士事務所の認可を受け、日中企業間のビジネス法務を中心に事業展開を行っています。日本企業を悩ます商標先取り登録や海賊版等の知的財産権侵害問題についても、私は日本で1980年に弁護士登録以来、国内の知的財産訴訟を手掛け、その経験を踏まえて10年前から中国知的財産法の研究活動を始め、2003年に日中の知的財産権法令の対訳本「中国知的財産権法令集」を発行し、中国模倣品対策マニュアル(JETRO発行、2006年版、2007年版)を執筆し、その他、各種雑誌に論文を投稿し、好評を頂いております。
その一方で、日本人駐在員の現地駐在に伴う各種のトラブル(離婚問題、男女トラブル等)についての相談にも、中国現地事務所の日本語対応可能な弁護士・パラリーガルと連携しつつ、迅速で円満な解決を図ってきています。
日中間の企業・個人のさまざまなお悩みに対し、質の高い迅速な対応で、皆様の中国ビジネス発展に向けてのお手伝いをさせて頂ければと思います。